ほくろ.の日常

日常を物語へ

忘れたくないもの。

 

こんにちは。

 

「矢乃ほくろ.」です。

 

先日世の中は4連休でしたね。

 

皆様はどんな時間を過ごされましたか?

通常通りお仕事だった方。

日常から離れて非日常を過ごされた方。

大切な人達と過ごされた方。

様々な時間を過ごされたと思います。

そのどれもが皆様にとって素敵な時間でありましたように。

 

 

私自身普段シフト制のため休みは不定期なのですが

今回たまたま世の中のお休みに合わせてお休みが何日かとれました。

 

せっかくのお休みということもあり、

コロナ対策をしつつ、

幼稚園から高校までずーっと一緒の友人と

外出自粛明け初めて会う約束をしていました。

 

友人とはいわゆる”腐れ縁”というやつである。

 

私と友人はどちらかというと

 

考え方は逆のタイプで

 

食の好みは全く合わない

 

なんで一緒にいるのかたまに不思議に思うのですが、

 

なぜかすごく心地いいんですよね。

 

 

 

自分にない考えを持っていて

 

魅力的な強さと明るさ

 

ネガティブな私をぐいっと前向きな方向へ導いてくれる

 

私の”腐れ縁”はそんな素敵な人。

 

そんな友人がすぐ会える距離にいる。

 

この状況がすごく幸福なことだとつくづく感じます。

 

 

 

そんな友人からある日

 

「私の大好きな友達とほくろ.を含めた3人でご飯に行きたい」

 

と電話がありました。

 

「初めて会う人とご飯・・・」

 

「緊張するし何話せばいいの・・・?」

 

「いやだなぁ~、だったら友人と2人がいいな」

 

なんて瞬発的に思ってしまう。

 

そう、普段はこういうお誘いにはあまり気乗りしない性格だったわけです。

 

・・・少し前までは。

 

ただ今回の件も含めて最近だと

 

「いいよ!私も新しい友達作りたいし!」

 

と言うようになりました。

 

「少し前まであんなにビビりでヘタレだったやつか・・・?」

 

「何話せばいいかわかんな~い」

 

「なんて言ってたやつか?」

 

と不思議に思いますよね。

 

今回話をくれた友人にもかなり驚かれました(笑)

 

「そんなこと言えるようになったのね・・・泣」

 

「私はとっても嬉しいよ・・・泣」

 

 ・・・おかんか!(笑)

 

友人は私の人見知りというか

ガードの固さを心配に思っていたようで

しみじみと遠くを眺めるように喜んでくれました。

 

 

最近なぜか

 

「知らない人とお互い白紙の状態でお話をしたい欲」言わば

 

「新たな友達を作りたい」と思い始めたんです。

 

 

社会人になると仕事で

世代を問わずいろんな方とお話をする

という機会が自然と増えていきますよね。

 

ただそれはあくまで

”お仕事のお話をする関係”=”取引先様”

 

「○○会社の〇〇〇と申します」

 

お互いの情報をある程度把握したうえで名刺交換をする。

 

仕事をするうえで必要な儀式の一つ。

 

 

ただ少し

 

「さみしいな」と。

 

「大人になったらこういう風にある程度

 本人から聞いたわけでもない、

 ネットだったり第三者から聞いたなど間接的に知った

 真実なのかよく分からない情報を持って

 毎回初めましてと言うのかな」

 

少し悲しい気持ちになったんです。

 

 

そうではなくて、子供のように

 

お互い何も知らない白紙の状態で

 

”なんとなく友達になってみたい”

 

という無意識に近い直感に従い

 

精一杯の勇気を振り絞って声をかける。

 

「名前なんていうの?お友達になろうよ!」

 

ドキドキとわくわくが混じった言葉。

 

ただ一生懸命に相手に伝える。

 

 

そこから相手のことを少しずつ

 

好きな色は何色か

 

嫌いな食べ物はあるか

 

どんな遊びが好きか

 

など本人から直接話を聞いて

一緒に遊んだりして相手の人柄を知っていきますよね。

 

子供の頃って

 

相手の利益を考えたり

 

仕事での立場を考えたり

 

なんて難しいことは一切考えずにただがむしゃらに

 

「なんかおもしろそうな人!」

 

「なんとなくどんな人か興味があるから声かけた」

 

とか「なんか仲良くなりたい」っていう

すごく大胆かつシンプルな理由で

勇気ある行動をさらっとできていたと思うんです。

 

そういう子供のころ日常的にやっていた

 

ただ小さな勇気だけを持って

 

相手に何も求めず

 

「ゼロの状態から相手を知る」という

 

子供心というか

 

そういうのを忘れたくないなと思ったんです。

 

 

そして当日。

 

今までだと極度の緊張で全く話せず

頭が真っ白になってしまったり

視点が行き先を失ってただ

キョロキョロと泳いでしまっていた目も

 

考え方が変わったおかげで

ストレスと感じていた時間がすごく楽しい時間に変わっていきました。

 

 

きっと私と同じように

 

・初めて会う人とご飯に行くのが苦手

 

・初対面の人に会うのが怖い

 

と思う人もたくさんいると思います。

 

そしてその中に苦手とか怖いとかこの見えない不安を

克服したいと思っている人もいると思います。

 

私自身も克服したいと思い

何度か行きたくないと思いながら無理やり行ったりしていましたが

やっぱりストレスにしかならなかったんです。

 

そして克服できない私は

「周りよりも落ちぶれている」と自己嫌悪に陥るなど

悪循環でしかありませんでした。

 

ただそれはきっと

克服できない自分が悪いとかではなくて

”今苦手なものと向き合うべき時ではない”

ということなのではないかと今は思います。

 

「やらなきゃ」

 

と思っていることが

 

「やりたい」

 

に変わる時が来ると思うんです。

 

それはきっとどんな悩みにも共通することで

 

だから今克服しようとすることがストレスに感じているのなら

今無理に克服しなくていいのではないかと私は思います。

 

 

私と同じような悩みを抱えている方が少しでも楽になれますように。

 

一人じゃないと思ってもらえますように。

 

一緒にゆっくり。

 

お互いに自分自身と向き合っていきましょうね。

 

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

 

次の投稿の時まで「またね」です。

 

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