ほくろ.の日常

日常を物語へ

あと50円

 

こんにちは。

 

「矢乃ほくろ.」です。

 

最近一気に夏らしくなってきました。

 

この温度差で体調崩さないように

お互いに気をつけましょうね。

 

 

先日友人とふらっと

”駄菓子屋さん”に行ってきました。

 

 

今はなくなってしまったのですが、

さいころ地元に駄菓子屋さんがあり

友人とよく行っていたのを思い出します。

 

子供にとって

”駄菓子屋さん”は夢の場所。

 

「お風呂洗い 10円」

 

「洗濯物の片づけ 20円」

 

「肩たたき 30円」

 

家の仕事のお手伝いで稼いだ

わずかなおこづかいを握りしめ

ルンルン気分で夢の場所へ向かう。

 

そして始まる会話。

 

「今日どれくらいもってきた??」

 

「私は100円!」

 

「私はね・・・今日200円もってきた!!!」

 

「!!!!!!」

 

「やば!!!お金持ちじゃん!!!」

 

「だから今日は特別に好きなお菓子1つずつ買ってあげる!」

 

 

こんな会話をしながら

たくさんの駄菓子の中から好きなお菓子を選ぶ。

 

 

購入後・・・

 

「みんな何買った??」

 

いつも通り始まる”購入品お披露目会”。

 

ヨーグル、水あめ、チョコどら、うまい棒

 

ちょっと贅沢して”ぶためん”

 

思い思いそれぞれの購入品を紹介。

 

そして

 

「え!それどこに売ってた!?」

 

「いいな~!私もそれ買えばよかった!!!!」

 

「初めてみるけど、これ美味しいの??」

 

なんて

たわいもない会話をしながら

お店の入り口にあるベンチに座って

わいわいと買ったお菓子を食べる。

 

 

「懐かしいなぁ」

 

そんなささやかな思い出を思い返しながら

久しぶりに駄菓子屋さんの門をくぐる。

 

 

さいころ大好きだったお菓子。

 

スーパーボールのくじ引き。

 

お祭り関係なしに売ってるお面。

 

そのどれもが懐かしく

まるで子供の頃に戻ったかのように

大人げなくはしゃいでしまいました(笑)

 

「うわー!これ超懐かしい・・・!」

 

「これとかよく食べたよね~」

 

なんて友人と話していると

 

「あと50円・・・あと50円・・・」

 

とポツリ、ポツリと声が聞こえてきました。

 

「ん?なんだ?」

 

声の先に視線を向けると

小学校低学年ぐらいの小さな男の子が

かごを片手に真剣にお菓子を選んでいました。

 

「あ、この声はそういうことか」

 

その男の子のお菓子を選ぶ姿をみて

ほほえましいと思ったのと同時に

なんだかとっても温かい気持ちになりました。

 

昔も今も変わらずに私たちが小さいころやってきた

光景がまだここには残っているんだなと。

 

時代が変化していくのとともに

 

子供たちの遊び方が変わっていったり

 

歴史ある建物やお店がなくなっていったり

 

現代にあわせてあらゆるものが変化していくことは

必然的だとは思うのですが、

自分自身が慣れ親しんできたものが

なくなっていくのはやっぱり寂しいですよね。

 

でも、

こうやって変わらず残っているものがある。

 

そういうものを

これからも

次の世代に引き継いでいけたらなと。

 

微力ながら守っていけたらいいなと思います。

 

 

皆さんは好きな駄菓子とかありましたか?

 

ちなみに私は今も変わらずポテトフライが好きです。

 

 

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

次の投稿のときまで「またね」です。

 

 

 

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