ほくろ.の日常

日常を物語へ

完璧主義者からの脱出=第1話=

 

こんにちは。

 

「矢乃ほくろ.」です。

 

最近夕方暗くなるのが少し早くなり

秋の訪れを感じる今日この頃です。

 

ですがまだまだ厳しい残暑が続いてますので

体調管理に気をつけていきましょうね。

 

 

さて今回は私自身が

完璧主義者”となったキッカケをお話ししようと思います。

 

 

私自身もともと人からの承認欲求が強く、

完璧主義になる気質はもっていたのですが、

ある出来事から”完璧主義者”として

自分自身を縛りつけてしまうようになっていきました。

 

ある出来事

 

「高校時代に経験した挫折」

 

 

私は高校時代運動部に所属してました。

そして2年生となった際には引退される先輩方より

”キャプテン”に任命していただき

 

「先輩方より任せていただいた」

 

「自分がしっかりしないといけない」

 

「チームメイトに認められる人にならなきゃ」

 

「自分が描く理想のキャプテンになりたい」

 

”責任”

 

”プレッシャー”

 

”理想”

 

いろんな感情がごちゃまぜになりながらも

 

「期待に応えたい」

 

その一心でただ我武者羅にチームメイトの前に立ち続けました。

 

しかし、現実はそう甘くない。

 

キャプテンとしてのプレッシャーからかいつの間にか

「技術を磨く」ことよりも「チームから認められる」ことが

私の目的に変わっていきました。

 

その結果

1年生の時には試合に出させていただいていたのに反し

2年生の時には技術が落ちスランプにも入り

言ってしまえば”使い物にならない”状態となっていきました。

 

キャプテンと聞くと

・一番上手い

・信頼が厚い

なんて似たイメージを大体の方は想像されやすいかと思います。

 

そして私の描く理想のキャプテンも上記のような人。

 

しかし、私はそのイメージとは程遠く

キャプテンと名乗りながらも試合には出れず

チームメイト後ろから応援する。

 

応援しながら思う。

 

「どうして私は後ろにいるのだろう」

 

・・・自分自身が招いた結果。

 

そして思う。

 

「恥ずかしい」

 

 

月日が流れ冬が本格的に始まろうとしていた頃。

 

外部コーチから練習後呼び出され一言。

 

「お前をキャプテンとは認めない」

 

「・・・えっ?」

 

頭が真っ白になり何も考えられない。

 

ただ心臓がドクンドクンと音を立てて

全身にぬるい血を巡らせている。

 

「お前の代わりは他にいる」

 

コーチは続けて話をする。

 

左から右に話が頭をすり抜けていく。

 

ただ機能しない頭で理解したこと。

 

それは

 

「チームメイトを苦しめていた」ということ。

 

「私はキャプテンにはなれなかった」ということ。

 

 

実際私が良かれと思ってやっていたことでも

チームメイトからしたらただの迷惑で私の独りよがりであった。

 

声掛けするにも私の言い方であったり

たった一文字でも間違った言葉を選んだせいでチームメイトを苦しめていた。

 

 

私は無意識に人を傷つけていた。

 

そしてそれを自分で気づけていなかった。

 

「私は自分は何を頑張っていると思っていたのだろう」

 

みんなのためにやっていたと思うことは自己満足に過ぎなかった。

 

最悪だ。

 

「みんなはこれまでどんな目で私を見ていたのだろう」

 

「私がやってきたことは全て無駄だった」

 

「迷惑かけてごめんなさい」

 

人生で初めて味わった挫折。

 

 

友人の支えもあり引退までキャプテンを最終的に

続けることとなりましたが、その時からこう思うようになりました。

 

「結果を出さなければどんなに頑張っても認められない」

 

「間違えては相手に迷惑をかけ信頼はなくなる」

 

「間違えたくない」

 

今となってはあえてコーチが私が奮起するように

強い言葉で言ったのだと理解できるのですが、

自分の中で受けた言葉をかみ砕くことに時間をかけすぎてしまったため

いつの間にか”完璧でなければ意味がない”

無意識に思うようになるぐらい自分自身にすりこんでしまったようです。

 

今となりこの挫折を経験したことで

 

人前に立つ難しさ

 

言葉選びの大切さ

 

行動一つで与える相手への影響力

 

沢山のことを学べ辛い記憶ではあるものの

経験出来てよかったと心から思います。

 

ただ今冷静になってこうブログを書いて思うこと

 

「なんで完璧になればいいなんて極論思考にいってしまったんだ・・・」

 

「もう少し違う捉え方あったでしょうよ・・・」

 

なんて恥ずかしながら自分で少し呆れてしまいます・・・。

 

ただ、なってしまったのだからもうしょうがない!(笑)

 

今の自分を受け止めて変えていくしかないんです。

 

ただそれは強制的にではなく

自分の頭と心できちんと折り合いをつけながら

楽しんで変えていけたらいいなと思っています。

 

完璧主義者の方はご本人が一番

やめたいと変わりたいと思っている。

 

ただ変えることがどんなに大変か。

 

変わろうとして挑戦して変われなくて、

 

それがどんなに辛いものか。

 

自分自身で苦しめているからこそ

つらく孤独です。

 

私はお医者さんでもないし、特別な知識があるわけでもありません。

 

むしろ無知です。

 

ですが同じ悩みを抱える方がすこしでも

気が楽になれるように

一人じゃないと思ってもらえるように

面白く抗う姿を見せていけたらいいなと思います。

 

 

ということで今回はキッカケについて

お話させていただきました。

 

次回は社会人になって仕事しながら思うことなど

お話できたらと思います。

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

次の投稿の時まで「またね」です。

 

 

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