ほくろ.の日常

日常を物語へ

完璧主義者からの脱出=第1話=

 

こんにちは。

 

「矢乃ほくろ.」です。

 

最近夕方暗くなるのが少し早くなり

秋の訪れを感じる今日この頃です。

 

ですがまだまだ厳しい残暑が続いてますので

体調管理に気をつけていきましょうね。

 

 

さて今回は私自身が

完璧主義者”となったキッカケをお話ししようと思います。

 

 

私自身もともと人からの承認欲求が強く、

完璧主義になる気質はもっていたのですが、

ある出来事から”完璧主義者”として

自分自身を縛りつけてしまうようになっていきました。

 

ある出来事

 

「高校時代に経験した挫折」

 

 

私は高校時代運動部に所属してました。

そして2年生となった際には引退される先輩方より

”キャプテン”に任命していただき

 

「先輩方より任せていただいた」

 

「自分がしっかりしないといけない」

 

「チームメイトに認められる人にならなきゃ」

 

「自分が描く理想のキャプテンになりたい」

 

”責任”

 

”プレッシャー”

 

”理想”

 

いろんな感情がごちゃまぜになりながらも

 

「期待に応えたい」

 

その一心でただ我武者羅にチームメイトの前に立ち続けました。

 

しかし、現実はそう甘くない。

 

キャプテンとしてのプレッシャーからかいつの間にか

「技術を磨く」ことよりも「チームから認められる」ことが

私の目的に変わっていきました。

 

その結果

1年生の時には試合に出させていただいていたのに反し

2年生の時には技術が落ちスランプにも入り

言ってしまえば”使い物にならない”状態となっていきました。

 

キャプテンと聞くと

・一番上手い

・信頼が厚い

なんて似たイメージを大体の方は想像されやすいかと思います。

 

そして私の描く理想のキャプテンも上記のような人。

 

しかし、私はそのイメージとは程遠く

キャプテンと名乗りながらも試合には出れず

チームメイト後ろから応援する。

 

応援しながら思う。

 

「どうして私は後ろにいるのだろう」

 

・・・自分自身が招いた結果。

 

そして思う。

 

「恥ずかしい」

 

 

月日が流れ冬が本格的に始まろうとしていた頃。

 

外部コーチから練習後呼び出され一言。

 

「お前をキャプテンとは認めない」

 

「・・・えっ?」

 

頭が真っ白になり何も考えられない。

 

ただ心臓がドクンドクンと音を立てて

全身にぬるい血を巡らせている。

 

「お前の代わりは他にいる」

 

コーチは続けて話をする。

 

左から右に話が頭をすり抜けていく。

 

ただ機能しない頭で理解したこと。

 

それは

 

「チームメイトを苦しめていた」ということ。

 

「私はキャプテンにはなれなかった」ということ。

 

 

実際私が良かれと思ってやっていたことでも

チームメイトからしたらただの迷惑で私の独りよがりであった。

 

声掛けするにも私の言い方であったり

たった一文字でも間違った言葉を選んだせいでチームメイトを苦しめていた。

 

 

私は無意識に人を傷つけていた。

 

そしてそれを自分で気づけていなかった。

 

「私は自分は何を頑張っていると思っていたのだろう」

 

みんなのためにやっていたと思うことは自己満足に過ぎなかった。

 

最悪だ。

 

「みんなはこれまでどんな目で私を見ていたのだろう」

 

「私がやってきたことは全て無駄だった」

 

「迷惑かけてごめんなさい」

 

人生で初めて味わった挫折。

 

 

友人の支えもあり引退までキャプテンを最終的に

続けることとなりましたが、その時からこう思うようになりました。

 

「結果を出さなければどんなに頑張っても認められない」

 

「間違えては相手に迷惑をかけ信頼はなくなる」

 

「間違えたくない」

 

今となってはあえてコーチが私が奮起するように

強い言葉で言ったのだと理解できるのですが、

自分の中で受けた言葉をかみ砕くことに時間をかけすぎてしまったため

いつの間にか”完璧でなければ意味がない”

無意識に思うようになるぐらい自分自身にすりこんでしまったようです。

 

今となりこの挫折を経験したことで

 

人前に立つ難しさ

 

言葉選びの大切さ

 

行動一つで与える相手への影響力

 

沢山のことを学べ辛い記憶ではあるものの

経験出来てよかったと心から思います。

 

ただ今冷静になってこうブログを書いて思うこと

 

「なんで完璧になればいいなんて極論思考にいってしまったんだ・・・」

 

「もう少し違う捉え方あったでしょうよ・・・」

 

なんて恥ずかしながら自分で少し呆れてしまいます・・・。

 

ただ、なってしまったのだからもうしょうがない!(笑)

 

今の自分を受け止めて変えていくしかないんです。

 

ただそれは強制的にではなく

自分の頭と心できちんと折り合いをつけながら

楽しんで変えていけたらいいなと思っています。

 

完璧主義者の方はご本人が一番

やめたいと変わりたいと思っている。

 

ただ変えることがどんなに大変か。

 

変わろうとして挑戦して変われなくて、

 

それがどんなに辛いものか。

 

自分自身で苦しめているからこそ

つらく孤独です。

 

私はお医者さんでもないし、特別な知識があるわけでもありません。

 

むしろ無知です。

 

ですが同じ悩みを抱える方がすこしでも

気が楽になれるように

一人じゃないと思ってもらえるように

面白く抗う姿を見せていけたらいいなと思います。

 

 

ということで今回はキッカケについて

お話させていただきました。

 

次回は社会人になって仕事しながら思うことなど

お話できたらと思います。

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

次の投稿の時まで「またね」です。

 

 

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完璧主義者からの脱出=目次=

 

こんにちは。

 

「矢乃ほくろ.」です。

 

8月もあっという間に終わりますね。

 

今年は夏祭りなどのイベントもなく

なんだか静かな夏で少し寂しい気もします。

 

皆さんは今年の夏どのように過ごされてますか??

 

 

 

 

タイトルを見ていただくとお分かりいただけると思うのですが、

 

そうです。

 

私は「完璧主義者」なんです。

 

ここ数年まであまり自覚がなかったのですが、

実は完璧主義者だったようで・・・。

 

それ故に気持ち的に自分自身を縛り付けてしまい

 

「なんだか息苦しいなぁ」

 

「なんかしんどいなぁ」

 

なんて思うことが増えていきました。

 

自分自身の思考回路に振り回され疲れてしまった結果

 

「これは・・・なんとかしなきゃいけない」

 

と完璧主義者からの脱出を試みることにしました。

 

そして思ったのです。

 

せっかくだったらこの脱出劇をシリーズ化したら

面白いんではないかと。笑

 

ただ単に一人で悶々と悩みながら進めていくよりも

 

「なんだ、こいつ変なこと試してるな(笑)」

 

「こんなんで脱出できないでしょ!(笑)」

 

なんて誰かに笑っていただけたらこの脱出劇も

自分自身で楽しめるのではないのかと思ったのです。

 

 

せっかくなら楽しんでやりたいなと。

 

 

なので今後不定期ではありますが、

脱出劇をこのブログに残していきたいと思います。

 

もしよろしければ見ていただけると嬉しいです。

 

次の投稿の際に

「完璧主義者と自分で自覚したきっかけ」を

お話しできたらと思います。

 

ということで本日はご報告ブログでした。

 

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

次の投稿の時まで「またね」です。

 

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妖の世界への入り口

 

 

こんにちは。

 

「矢乃ほくろ.」です。

 

暑い日が続いていますね。

皆様夏バテなどしてませんか?

 

水分や塩分をしっかりとって

この暑い夏を乗り切りましょうね。

 

 

先日お盆期間ということもあり

家族でお墓参りに行ってきました。

 

コンビニで朝食を買い

久しぶりに高速のゲートをくぐる。

 

車の窓から流れていく景色を横に

買ったおにぎりをパクリ。

 

その日はとても晴れた日で

なんだかピクニックをしているかのような

とても気持ちのいい気分。

 

「こういうの久しぶりだなぁ」

 

なんて温かい気持ちになりながら外を眺める。

 

ふと母が

 

母「ソフトクリーム食べたくない?」

 

私「分かる、超食べたい。」

 

父「そしたらSAにでも寄ってみようか!」

 

なんてノリのいい家族なんだろうと我ながら思う。

 

いざソフトクリームを買おうとしたとき

あるものが視界に入りました。

 

 

<メニュー>

 

◇ソフトクリーム

◇牛タン串

◇肉巻きおにぎり

 

 

◇牛タン串

 

 

 

「・・・・・・」

 

「牛タン串1つください」

 

 

・・・・ソフトクリームどこいった!?

 

 

結局ソフトクリームではなく

牛タン串を買ってしまいました(笑)

 

買った牛タン串がこれはまた美味しくて。

 

「もう1本買えばよかったな・・・」

 

と少し後悔してしまいました。

 

 

車を走らせること約1時間。

 

目的であるお墓に到着しました。

 

ここには父方の祖母が眠っています。

 

お花を飾り

 

水とお茶を注ぎ

 

母が作ってきてくれたお団子や

お菓子をお供えする。

 

父が線香に火をつけ

お墓に向かって手を合わせる。

 

「ばぁちゃん来たよ」

 

心の中で話しかける。

 

届いているかは分からないけど

 

こっちは元気でやってるよ。

 

そっちはどう?

 

また会いに来るからね。

 

 

閉じていた目を開けて

聞こえてくる。

 

「ミーン ミーン ミーン ミーーーン」

 

セミの鳴き声と線香の香りが混ざり合う。

 

「夏だなぁ・・・・」

 

 

 

私たち家族はお墓をあとにした。

 

 

 

祖父母の家は田んぼが多く緑が綺麗な場所、

俗にいう”田舎”というところにある。

 

車から外の景色を眺めていると

よく目にするものがある。

 

それは

「鳥居」だ。

 

森の入り口

 

林道の途中

 

ガードレールの下

 

田んぼ道

 

なんでこんなところに鳥居??

 

と不可解な場所に

一般的なサイズから小人サイズのものまで

さまざまな大きさの鳥居が置かれている。

 

「なんでこんなところに鳥居があるの?」

 

と父に聞いてみると

 

「小さい鳥居が置かれているのは

 ゴミのポイ捨てを防ぐためだよ」

 

「鳥居は神聖な場所を示すから、そんなところに

 ごみを捨てたりしたらバチがあたるだろう?」

 

「そういう意味を込めて置いてたりするんだよ」

 

「大きいのについてはもしかしたら

 何か妖とか封印しているのかもね」

 

 

山の麓や林道などにある

手入れがほとんどされていない鳥居を見ると

必ず思ってしまうことがあるんです。

 

「一度この中に入ってしまったら
 2度と戻ってこれないような気がする」と。

 

 

大きな鳥居をくぐった先には

すごく急な階段が続いていて

入り口からでは上に何があるのか分からない。

 

すこし空気が重く暗い。

 

なんだか怖い。

 

 

でも

 

怖いけど上には何があるんだろう。

 

恐怖と好奇心。

 

父の言う通り妖を封印していたのなら

なにかの反動で妖の世界へ行けたりするのだろうか。

 

きっとそんなアニメみたいな話はないのだろうけど、

もし繋がっているのだとしたら行ってみたいな

 

なんて

 

一連の妄想をしつつ私は鳥居を見つめる。

 

「でもやっぱり怖いなぁ」

 

・・・忘れていた。私はビビりだった。

 

 

お墓参りも予定通り無事に終わり

久しぶりに母方の祖母に会いに行ってきました。

 

行くと

「食べさせようと思って」と

沢山の食事を祖母は用意してくれていました。

 

いくつになっても変わらずに孫として

優しく接してくれる祖母。

 

会えるうちに話せるうちに。

 

一緒に過ごせる時間を大切にしていきたいなと

改めて思いました。

 

 

 

 

今回はお盆期間中の出来事を書かせていただきました。

 

皆さんはこのお盆期間中どんな時間を過ごされましたか?

 

そのどれもが心温まる素敵な時間でありましたように。

 

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

次の投稿の時まで「またね」です。

 

 

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あと50円

 

こんにちは。

 

「矢乃ほくろ.」です。

 

最近一気に夏らしくなってきました。

 

この温度差で体調崩さないように

お互いに気をつけましょうね。

 

 

先日友人とふらっと

”駄菓子屋さん”に行ってきました。

 

 

今はなくなってしまったのですが、

さいころ地元に駄菓子屋さんがあり

友人とよく行っていたのを思い出します。

 

子供にとって

”駄菓子屋さん”は夢の場所。

 

「お風呂洗い 10円」

 

「洗濯物の片づけ 20円」

 

「肩たたき 30円」

 

家の仕事のお手伝いで稼いだ

わずかなおこづかいを握りしめ

ルンルン気分で夢の場所へ向かう。

 

そして始まる会話。

 

「今日どれくらいもってきた??」

 

「私は100円!」

 

「私はね・・・今日200円もってきた!!!」

 

「!!!!!!」

 

「やば!!!お金持ちじゃん!!!」

 

「だから今日は特別に好きなお菓子1つずつ買ってあげる!」

 

 

こんな会話をしながら

たくさんの駄菓子の中から好きなお菓子を選ぶ。

 

 

購入後・・・

 

「みんな何買った??」

 

いつも通り始まる”購入品お披露目会”。

 

ヨーグル、水あめ、チョコどら、うまい棒

 

ちょっと贅沢して”ぶためん”

 

思い思いそれぞれの購入品を紹介。

 

そして

 

「え!それどこに売ってた!?」

 

「いいな~!私もそれ買えばよかった!!!!」

 

「初めてみるけど、これ美味しいの??」

 

なんて

たわいもない会話をしながら

お店の入り口にあるベンチに座って

わいわいと買ったお菓子を食べる。

 

 

「懐かしいなぁ」

 

そんなささやかな思い出を思い返しながら

久しぶりに駄菓子屋さんの門をくぐる。

 

 

さいころ大好きだったお菓子。

 

スーパーボールのくじ引き。

 

お祭り関係なしに売ってるお面。

 

そのどれもが懐かしく

まるで子供の頃に戻ったかのように

大人げなくはしゃいでしまいました(笑)

 

「うわー!これ超懐かしい・・・!」

 

「これとかよく食べたよね~」

 

なんて友人と話していると

 

「あと50円・・・あと50円・・・」

 

とポツリ、ポツリと声が聞こえてきました。

 

「ん?なんだ?」

 

声の先に視線を向けると

小学校低学年ぐらいの小さな男の子が

かごを片手に真剣にお菓子を選んでいました。

 

「あ、この声はそういうことか」

 

その男の子のお菓子を選ぶ姿をみて

ほほえましいと思ったのと同時に

なんだかとっても温かい気持ちになりました。

 

昔も今も変わらずに私たちが小さいころやってきた

光景がまだここには残っているんだなと。

 

時代が変化していくのとともに

 

子供たちの遊び方が変わっていったり

 

歴史ある建物やお店がなくなっていったり

 

現代にあわせてあらゆるものが変化していくことは

必然的だとは思うのですが、

自分自身が慣れ親しんできたものが

なくなっていくのはやっぱり寂しいですよね。

 

でも、

こうやって変わらず残っているものがある。

 

そういうものを

これからも

次の世代に引き継いでいけたらなと。

 

微力ながら守っていけたらいいなと思います。

 

 

皆さんは好きな駄菓子とかありましたか?

 

ちなみに私は今も変わらずポテトフライが好きです。

 

 

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

次の投稿のときまで「またね」です。

 

 

 

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忘れたくないもの。

 

こんにちは。

 

「矢乃ほくろ.」です。

 

先日世の中は4連休でしたね。

 

皆様はどんな時間を過ごされましたか?

通常通りお仕事だった方。

日常から離れて非日常を過ごされた方。

大切な人達と過ごされた方。

様々な時間を過ごされたと思います。

そのどれもが皆様にとって素敵な時間でありましたように。

 

 

私自身普段シフト制のため休みは不定期なのですが

今回たまたま世の中のお休みに合わせてお休みが何日かとれました。

 

せっかくのお休みということもあり、

コロナ対策をしつつ、

幼稚園から高校までずーっと一緒の友人と

外出自粛明け初めて会う約束をしていました。

 

友人とはいわゆる”腐れ縁”というやつである。

 

私と友人はどちらかというと

 

考え方は逆のタイプで

 

食の好みは全く合わない

 

なんで一緒にいるのかたまに不思議に思うのですが、

 

なぜかすごく心地いいんですよね。

 

 

 

自分にない考えを持っていて

 

魅力的な強さと明るさ

 

ネガティブな私をぐいっと前向きな方向へ導いてくれる

 

私の”腐れ縁”はそんな素敵な人。

 

そんな友人がすぐ会える距離にいる。

 

この状況がすごく幸福なことだとつくづく感じます。

 

 

 

そんな友人からある日

 

「私の大好きな友達とほくろ.を含めた3人でご飯に行きたい」

 

と電話がありました。

 

「初めて会う人とご飯・・・」

 

「緊張するし何話せばいいの・・・?」

 

「いやだなぁ~、だったら友人と2人がいいな」

 

なんて瞬発的に思ってしまう。

 

そう、普段はこういうお誘いにはあまり気乗りしない性格だったわけです。

 

・・・少し前までは。

 

ただ今回の件も含めて最近だと

 

「いいよ!私も新しい友達作りたいし!」

 

と言うようになりました。

 

「少し前まであんなにビビりでヘタレだったやつか・・・?」

 

「何話せばいいかわかんな~い」

 

「なんて言ってたやつか?」

 

と不思議に思いますよね。

 

今回話をくれた友人にもかなり驚かれました(笑)

 

「そんなこと言えるようになったのね・・・泣」

 

「私はとっても嬉しいよ・・・泣」

 

 ・・・おかんか!(笑)

 

友人は私の人見知りというか

ガードの固さを心配に思っていたようで

しみじみと遠くを眺めるように喜んでくれました。

 

 

最近なぜか

 

「知らない人とお互い白紙の状態でお話をしたい欲」言わば

 

「新たな友達を作りたい」と思い始めたんです。

 

 

社会人になると仕事で

世代を問わずいろんな方とお話をする

という機会が自然と増えていきますよね。

 

ただそれはあくまで

”お仕事のお話をする関係”=”取引先様”

 

「○○会社の〇〇〇と申します」

 

お互いの情報をある程度把握したうえで名刺交換をする。

 

仕事をするうえで必要な儀式の一つ。

 

 

ただ少し

 

「さみしいな」と。

 

「大人になったらこういう風にある程度

 本人から聞いたわけでもない、

 ネットだったり第三者から聞いたなど間接的に知った

 真実なのかよく分からない情報を持って

 毎回初めましてと言うのかな」

 

少し悲しい気持ちになったんです。

 

 

そうではなくて、子供のように

 

お互い何も知らない白紙の状態で

 

”なんとなく友達になってみたい”

 

という無意識に近い直感に従い

 

精一杯の勇気を振り絞って声をかける。

 

「名前なんていうの?お友達になろうよ!」

 

ドキドキとわくわくが混じった言葉。

 

ただ一生懸命に相手に伝える。

 

 

そこから相手のことを少しずつ

 

好きな色は何色か

 

嫌いな食べ物はあるか

 

どんな遊びが好きか

 

など本人から直接話を聞いて

一緒に遊んだりして相手の人柄を知っていきますよね。

 

子供の頃って

 

相手の利益を考えたり

 

仕事での立場を考えたり

 

なんて難しいことは一切考えずにただがむしゃらに

 

「なんかおもしろそうな人!」

 

「なんとなくどんな人か興味があるから声かけた」

 

とか「なんか仲良くなりたい」っていう

すごく大胆かつシンプルな理由で

勇気ある行動をさらっとできていたと思うんです。

 

そういう子供のころ日常的にやっていた

 

ただ小さな勇気だけを持って

 

相手に何も求めず

 

「ゼロの状態から相手を知る」という

 

子供心というか

 

そういうのを忘れたくないなと思ったんです。

 

 

そして当日。

 

今までだと極度の緊張で全く話せず

頭が真っ白になってしまったり

視点が行き先を失ってただ

キョロキョロと泳いでしまっていた目も

 

考え方が変わったおかげで

ストレスと感じていた時間がすごく楽しい時間に変わっていきました。

 

 

きっと私と同じように

 

・初めて会う人とご飯に行くのが苦手

 

・初対面の人に会うのが怖い

 

と思う人もたくさんいると思います。

 

そしてその中に苦手とか怖いとかこの見えない不安を

克服したいと思っている人もいると思います。

 

私自身も克服したいと思い

何度か行きたくないと思いながら無理やり行ったりしていましたが

やっぱりストレスにしかならなかったんです。

 

そして克服できない私は

「周りよりも落ちぶれている」と自己嫌悪に陥るなど

悪循環でしかありませんでした。

 

ただそれはきっと

克服できない自分が悪いとかではなくて

”今苦手なものと向き合うべき時ではない”

ということなのではないかと今は思います。

 

「やらなきゃ」

 

と思っていることが

 

「やりたい」

 

に変わる時が来ると思うんです。

 

それはきっとどんな悩みにも共通することで

 

だから今克服しようとすることがストレスに感じているのなら

今無理に克服しなくていいのではないかと私は思います。

 

 

私と同じような悩みを抱えている方が少しでも楽になれますように。

 

一人じゃないと思ってもらえますように。

 

一緒にゆっくり。

 

お互いに自分自身と向き合っていきましょうね。

 

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

 

次の投稿の時まで「またね」です。

 

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スタートラインへ

 

こんにちは。

 

「矢乃ほくろ.」です。

 

前回初投稿させていただいたときに、

「ブログを始めた理由」を書かせていただきました。

 

今回は前回お話しできなかった

残りの理由をお話させていただければと思います。

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

少し前まで私自身自分の気持ちだったり思いというのを

声に変換して人に伝えることが苦手なタイプでした。

 

「私はこれが好き」

 

「私はこう思う」

 

「私はこれが嫌い」

 

言ってしまえば楽なのに。

 

自分の気持ちを相手に伝えるってとっても勇気のいることだと思うんです。

 

こう言ったら相手にどう思われるだろう?

 

不快にさせてしまうだろうか。

 

変な人と思われるのではないだろうか。

 

そんなことを思うと自分の意見を言うのが怖くてたまらない。

 

そう思って生きてきたらいつの間にか

”話を聞くだけの人”になっていました。

 

友人が楽しそうにこの間起きた出来事を私に聞かせてくれる。

 

友人が恋愛で失敗したと涙ぐみながら私に話をしてくれる。

 

様々な話を聞かせてくれる友人のことは好きで今も変わらず大切な存在。

 

相談とかしてくれるぐらい信頼されていると思うとすごく嬉しい。

 

だけどたまに無性に寂しくなるんです。

 

 

 

「私は村人A」

 

ふとそう思う時がありました。

 

私は主役にはなれずにモブキャラのひとりにすぎないと。

 

本音で人と向きあったとき否定されるのを恐れて何もできない。

 

私は無力で弱い生き物だと。

 

自分で自分の存在を否定していたんです。

 

 

そんなネガティブ思考全開の私ですが

 

自分の思いだったり価値観を伝える方法がひとつありました。

 

それは・・・

 

 

「表現」です。

 

 

 

ダンスで歌詞を表現する。

 

カメラで私が撮りたいイメージのものを

好きな構造で好きなエフェクトをかけて写真として表現する。

 

1本の動画を作成するにあたって

この音楽にあわせて、こういう間合いで、フォントはこれを使って、など

普段伝えることが難しい自分が持っている世界観などを動画で表現する。

 

 

もともと何かを表現し作るということが好きだったためか

口で伝えるよりも素直に自分に対しても人に対しても

「自分の分身」を作ることで正直になれたんです。

 

私自身前々から友人に対して後ろめたさというのを感じていた頃がありました。

 

本音で接してくれていた友人に対して怖がってばかりで何も伝えられていない

私は友人と真摯に向き合えていないのではないだろうかと。

 

そこで私は「自分の分身」を見てもらうことで

少しはなかなか言えない気持ちを伝えられるのではないかと思い

勇気を振り絞り数少ない友人たちに見てもらいました。

 

そうすると友人たちは一言も否定をせず

 

「すごくいいね!!」

 

「もっとみたい!!!」

 

「今度はこれをやってみて!!!」

 

友人たちはすんなりと

あまりにもすんなりと「私の分身」たちを受け入れてくれました。

 

「私が怯えていた世界は何だったんだろうか・・・」

 

と少しガッカリするぐらい

 

しかしそれを上回る大きなやさしさで”私の勇気”を受け止めてくれたのです。

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

改めて振り返ってみると

本当に私は人に恵まれているなと日々感じます。

 

今は少しではありますが

自分の気持ちを声に変換して伝えられるようになってきました。

 

 

それで結局なんでブログ?

 

ということなんですが結果として

 

普段の生活を文字で表現してみたらどうだろうか

 

と思ったわけなんです。

 

「社会人になると毎日同じことの繰り返し」

 

「充実感がない」

 

「日常は退屈だ」

 

と毎日がつまらない日常だと自分自身では思っていても

 

文字にして少し物語っぽく話してみると

 

 

「今日も同じ時間に起きる」

 

「眠い目をこすりながらベットを下りる」

 

「そしていつものようにベランダに出て一あくび」

 

「朝日が出てきた、今日も一日が始まる」

 

なんてありきたりな文面ではありますが

 

自分の日常では無いような誰かの物語を見ているかのような

感覚になりませんか?

 

自分が物語の主人公である”とそう思えるような気がするんです。

 

言葉は凶器にもなる。

 

最近よく耳にする悲しい言葉だと思います。

 

でも

 

言葉は自分を彩る色にもなると思うんです。

 

自分を認めてあげられる人こそ

他者にも優しくなれる人だと私は思います。

 

そこで「表現」という力を借りて

私が私を認めてあげられる人になりたい。

 

そして大切な友人、家族

これから出会う人に寄り添えるような人間になりたい。

 

そのために私の考えを文字で言葉で

発信してみたいなと思いブログを始めました。

 

長くなりましたがここまで読んでいただきありがとうございました。

 

次回からは日常生活であったことを

まったりと投稿していけたらなと思っています。

 

 

 

さぁここからがスタートラインだ。

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はじめての第一歩

 

はじめまして。

 

「矢乃ほくろ.」と申します。

 

私自身“ブログ”を始めるのが今回がはじめまして。

 

不安なことも正直多いのですが、のんびり自分のペースで

続けていけたらいいなと思っております。

 

ところで、どうして急にブログを始めたか…

 

理由は何個かあるのですが、今日はその一つを書きたいと思います。

 

 

数日前に職場で

 

お昼なし

 

休憩なし

 

残業

 

という素敵な3拍子が揃った日がありました。

 

「今日はこういう日か…ついてない」

 

社会人だとどうしてもこういう日が出来てしまうのはしょうがないこと。

 

「お腹がすいた」

なんていうのは通り過ぎていて、逆に変なアドレナリンが出ている始末。

 

「今日はバリバリ仕事してる、エラいエライぞ!」

 

と謎の熱血キャラが頭の中で登場し変なテンションに。

 

「あぁ…今日は疲れているようだ」

 

と冷静に判断する。

 

 

仕事も大分片付きもう少しで終わる!

 

…と思ったとき

 

「残業してるけどなにかトラブル?」

 

と眉間にしわをよせた上司から声をかけられました。

 

「新プロジェクトの件でごたついてしまっていて」

 

今私の会社では新たなプロジェクトが始まったのですが

これがなかなか上手くいかず。

 

ストレスやフラストレーションがたまる毎日。

 

職場にも重い空気が流れている状態だったのです。

 

その時はまだトラブルの原因回収中だったため現状の報告をしたところ

 

ますます上司の眉間のしわは深くなるばかり。

 

最後には

「なんでそんなことになっているんだ!」

と怒鳴られてしまう始末。

 

報告をしただけなのに。

 

いわゆる「八つ当たり」というやつである。

 

「いや、しらねぇよ」

 

「だったら自分で調べれば?」

 

と言いたい気持ちをぐっとこらえて

 

「すみません」と一言。

 

 

 

「あぁ、社会に埋もれちまったなぁ」

 

なんて思いながらも人からすごい熱量で言葉をぶつけられると

なかなか応えるものがあったのも事実。

 

体が震えてしまい、頭が真っ白になってしまいました。

 

もう帰ろう。

 

車を運転しながら泣く。

 

何が苦しくて泣いているのか分からなかったけど

 

まるでドラマのように運転しながら泣く。

 

「今日はこういう日だ」

 

 

 

家に帰ると、母がいました。

 

母に今日起こった”ついてないエピソード”を話すとこう言いました。

 

「あなたがみんなの代わりに怒られただけだよ」

 

「きっとこの件を担当していたのがあなたじゃなくても

 きっとだれかが怒られたと思う。みんなのために怒られたんだよ」

 

「あなただから怒られたわけじゃない。」

 

「大丈夫、よく頑張ったね」

 

その時心の中で答えみたいなものがストンと落ちて更に涙が出ました。

 

きっと私は誰かに「あなたは悪くない」と言ってほしかったんだと。

 

「あなたは今日一日頑張った」と誰かに言われたかったんだと。

 

そのあと

 

元気玉あげる」

 

と母がアイスをくれました。

 

「子供扱いか!」

 

と心の中で小さくツッコミ

 

「ありがとう」

 

と一言だけ告げました。

 

母の力は偉大だと改めて実感しました。

 

もし私が逆の立場だったら

「あなただから怒ったわけじゃない」なんて言葉

一ミリも考えつかなかったと思います。

 

母の優しさを私も受け継いでいるのだろうか。

 

受け継ぎたい。

 

そう思い言葉で誰かの力になれることはないのだろうか。

 

寄り添えることはないのだろうかと考えた結果

 

ブログを始める

 

ということに至りました。

 

他にもブログを始めたいと思った理由はあるのですが

 

それはまた後日話したいと思います。

 

長くなりましたがここまで読んでいただきありがとうございました。

 

皆様の日常が何気ない穏やかな日でありますように。